top of page

iGEMとは?

 iGEM (the international Genetically Engineered Machine competition) は2004年に第一回が開催された、マサチューセッツ工科大学 (MIT : Massachusetts Institute of Technology) の授業をきっかけとする合成生物学の国際大会のことです。

 世界各国の大学チームが参加する「生物版ロボコン」として知られています。主に学部生による大会であり、大学院生用の参加チームとあわせると、2015年の時点では30カ国以上から約250チームの参加がありました。そのうち日本には11チームあります。

iGEMとは?

合成生物学とは?

 合成生物学は生物学とエンジニアリングを結びつけた学問分野です。新しい機能や役割をもった生物をデザインし構築することを目指します。また新しい機能だけではなく、既に自然界に存在する生命現象の再構築も研究対象に含みます。分子や細胞全体から組織や個体まで、広い範囲を対象に考える学問分野であり、合成生物学により “生命現象”のデザインが可能になると考えられています。

 

合成生物学とは?
なにをするの?

なにをするの?

Biobrickと呼ばれる規格に則った遺伝子パーツ (DNA配列) をより多く登録することを目的として、遺伝子パーツの改良や新規の遺伝子パーツの作成を行います。その作成したBiobrickの有用性や新規性に富むアイデアを審査員が評価して他チームと競い合う大会になります。

 各チームは食品、エネルギー、医療、環境などの様々な分野 (トラック) を対象としたテーマを自分たちでバックグラウンドから探してくる必要があり、各チームの独創性を大きく問われる大会になっています。研究の結果は11月の大会までにwiki (各プロジェクトのHP) に掲載したうえでジャンボリー (大会) においてパワーポイントによるプレゼンテーション、ポスターセッション(図)で発表し、評価を受けます。

bottom of page